遺言で憂いなく、元気に人生を楽しもう
① 死後の不安は生前に解決してしまおう
あなたが亡くなった後のことについて、心配なことはありませんか?
「家族に内緒の借金がある」「幼い子供の先行きが不安」「だれが墓や仏壇の世話をしてくれるだろうか」、などなど・・・。
遺言書を作成しておくことで、そういった心配事も取り除くことができるかもしれません。
例えば、もし、ご家族に秘密の借金がある場合。相続放棄をする期限を過ぎてしまったり、他の相続財産を使ってしまったりすると、放相続棄をすることができなくなり、存在を知ららないまま借金ごと相続してしまう可能性があるのです。相続した借金は相続人全員が背負うことになります。
しかしそれも、遺言書にはっきりと債務の内容を記してあり、相続放棄の判断や返済計画の検討をできるようにしておけば、ご家族に迷惑をかけることもないでしょう。
幼い子供がいるという場合には、遺言書で未成年後見人を指定することもできます。あなたにかわって法的な判断をしてもらうこと人を選任しておくことができるのです。
墓や仏壇、法要などが心配な場合は、祭祀の承継者を決めておくこともできます。
遺言書で将来の不安を解消し、憂いのないすっきりした気持ちで日々をすごしませんか。
② 遺言を書いて元気に楽しく生きる!
遺言書は一度書いたらそれっきりというわけではなく、何度でも書き直すことができます。
遺言を書くのが趣味という方もいて、正月には必ず書くとか、旅行に行くたびに書き直すという方もいらっしゃいます。
「あいつはこのまえの態度が気に食わなかったから、取り分を減らしてやる」とか「かわいい孫ができたから、この子にも何か残してやりたい!」などと思えば自由に書き直すことが可能なのです。
昔の家族との思い出に浸ってみたり、未来の家族の姿に想いを馳せたりと、普段何もなければ決して感じることのない気持ちや充実した時間を持つことができるでしょう。
このようにして、遺言書を作る過程で必然的に現在の家族との関係やこれまでの自分の人生などを見つめ直すことになるのです。
それは同時に「今後の人生をどう生きるか」といことにも繋がってきます。
実際、当事務所の無料相談にいらして、お話をしただけでなんだかスッキリしたとか、元気が出たという方も多くいらっしゃいます。
遺言書が完成すれば「これでいつ死んでも大丈夫だな!」といいながら、ますます元気になって、釣りだ、旅行だ、畑だと、励まれる様子にいつも驚かされます。
これも大きな大きな遺言書の力なのだと思います。
遺言書は決して死をイメージさせる後ろ向きなものではありません。むしろ、前向きにこれからの人生を考えるためのものであり、生きる活力として大いに活用して頂きたいと思います。