「出雲ナンバー」デザイン決定と出張封印(丁種封印)の研修
出雲ナンバーのデザインがヤマタノオロチに決定!
11月22日、出雲市、奥出雲町、飯南市の3市町で利用できる出雲ナンバーのデザインが決定しました。
公募されたデザインの中から選考委員会によって5点に絞られ、その中から市民などによるアンケートで決定されました。
選ばれたのは、ひそかに予想していた通り「ヤマタノオロチ」柄のかっこいいデザイン。
荒れ狂う八岐大蛇の迫力は男子の心をくすぐるに充分です!
この決定のニュースは、デザインのかっこよさと若干の中二病っぽさから、ツイッターでもトレンド上位に「出雲ナンバー」が上がるほど話題になっていました。
つぶやきの中には、神話において八岐大蛇がお酒に酔ってスサノオに退治されてしまったことから飲酒運転の戒めでもあるのか、という鋭い指摘もありました。
確かに島根は飲酒事故の割合が高めだったはずなのでそういう効果も期待したいところ。
ちなみに、軽自動車は黄色い縁、タクシーや運送用トラックなど事業用自動車は緑色の縁がついたものになるよううです。
さらに、寄付金の有り無しによって、カラーかモノトーンに分かれるようですが、モノトーンもかなりカッコイイです。これは悩みどころかも。
この出雲ナンバーのデザインは、これから国に提案され審査が通れば2020年度から交付がスタートする予定です。
丁種封印(出張封印)業務についての研修会に行ってきました
さて、そんな出雲ナンバーのデザインが決定した翌日、島根県行政書士会では「丁種封印」業務についての研修会が行われました。
「封印」とは、普通自動車の後ろ側ナンバープレートの左上に、ボルトの上から取り付けられているアルミ製のふたのようなもののことです。
これがあることで、「この自動車は正式に陸運支局で登録されたものです」という証明になりますし、盗難防止の役割も担っています。
この封印は誰でも取り付けることができるというわけではありません。国土交通省から委託を受け権限を持った自動車販売店や整備事業者等のみができるのですが、近年行政書士も単独でこの封印の取り付けを行うことができるよう権限が拡大されました。
島根県行政書士会でも昨年度から、陸運局からの委託を受け、登録会員である行政書士に再委託をするという形で可能となりました。
行政書士が受託者となって行う封印のことを「丁種封印」といいます。
この封印の取付けは通常、陸運局に自動車を持ち込んでする必要があるのですが、丁種封印の場合、委託を受けた行政書士が車が置いてある自宅や事業所へ出向いて、ナンバーを付け替え、封印を取り付けることができます。
そのため「出張封印」とも呼ばれていますが、これは相当便利だと思います。
例えば、先ほどの「出雲ナンバー」。
オロチデザインのナンバープレートに取り替えたいと思っても、出雲や奥出雲から松江にある陸運局まで行こうと思うとかなりの時間と労力を要します。
事業用の車であれば、その間は営業には使えません。
そんな時、行政書士による出張封印を利用すれば、自宅や事業所に来て新しいナンバーと封印を取り付けるてくれるので、自ら移動・運搬をする必要もなく、取り付け後すぐに車を使用することができます。
さらに行政書士は自動車の所有者が変わった時などの登録についても業務として行えますから、車庫証明、登録、ナンバーの取り換え、封印まで一括で依頼することができます。
まだ、島根県の行政書士でこの封印業務を行っている方は少数ですが、行政書士会に問い合わせれば最寄りで封印業務を行える行政書士を紹介してくれます。
ぜひ便利な行政書士による出張封印を利用してみてください。