「遺言公正証書が年間10万件突破」と「おじゃマップ」

 

増えてます、遺言作成件数。

以前もこのブログで書きましたが記事にもなってました。

 

遺言の内容を公的に証明する「遺言(いごん)公正証書」の昨年1年間の全国登録件数が10万4490件となり、昭和46年の統計開始以降、初めて年間10万件を超えたことが30日、分かった。

遺言公正証書が年間10万件突破 任意後見も年々増加 公証人「今後ますます重要に」 産経ニュース

 

特にここ3、4年の増加傾向は著しく、2万5千件以上も増えていて、

今年も昨年を上回るペースだとか。

 

やはり、高齢化や相続税の課税対象拡大などにより

かつてない注目が集まっているようです。

当然、自筆証書遺言を書いている人も増えているはずです。

 

昨夜の「おじゃマップ」というテレビ番組でも香取慎吾さんが

自筆証書遺言の書き方を解説するというコーナーが放送されていました。

テレビ番組で、しかもゴールデンタイムのバラエティ番組で

しかもスマップが、遺言書の書き方を解説するなんて!

かなり驚きです。

相当関心が高まっている証拠だと思います。

 

そうなると求められるのはやはり、正しい知識で

間違いや問題のない遺言書を書くこと。

 

番組内で、実際にゲストが何も知らないまま書いた遺言書は

ほとんど無効なものになっていました。

基本的な知識を得て書き直し、弁護士さんによる修正がなされましたが

それでも実務上は後々もめる可能性が高いと思われるものが

出来上がっていたように思います。

 

遺言書を書くのは良いことですが、

間違った知識で書いてしまうと

かえって争いの元となることも考えられます。

 

遺言書作成件数の増加にともない、

今後は遺言書あったがために起こった問題というのも

増えていくのではないかと思います。

 

作成の際はできれば公正証書遺言で作成し、

自筆で書く場合も必ず専門家に相談していただくことをお勧めします。

 

 

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